私たちの住む日本では、様々な「災害対策」が行われています。
ハザードマップや、避難所の設置、避難訓練などもその取り組みの一つと言えるでしょう。
しかし、私たちの見えない場所でも日々「防災」は進化しています。
今回は兵庫県伊丹市にお邪魔し、防災活動について取材を行いました!
2021年7月27日
伊丹市では、
「社会福祉法人伊丹市社会福祉協議会と一般社団法人伊丹青年会議所の
災害時における協力体制に関する協定締結式」が行われていました。
この二つの組織の協力体制が構築されることによって、
伊丹市社会福祉協議会の情報力、伊丹青年会議所の機動力が合わさり、
災害時に迅速な対応が可能になります。
具体的には、対面会議を実施し、災害時用の備品などの確認や、
市をあげて若い人達にもたくさん参加してもらえる
防災訓練を企画するなどの活動を行うそうです。
また、実際に災害が起こってしまった時にボランティアを募る際の窓口にもなります。
こちらは協定書締結の様子です。
カシャカシャとシャッター音だけが鳴り響く中、
社会福祉法人 伊丹市社会福祉協議会 行澤会長と
一般社団法人伊丹青年会議所 河原理事長が、
その場で書類に署名と調印をされました。
私は見ていただけですが、なぜか緊張してしまうほど、
緊迫した空気のなかで、今後の伊丹市を支える大事な協定が結ばれました。
その後、両代表者のご挨拶があり、締結式は閉会となりました。
兵庫県は1995年に阪神・淡路大震災を経験しています。
それは想像を絶するほどの大きな被害でした。
災害から学び、準備をする。備えがあれば救える命がある。
そう信じて防災というものに力を入れている人がここにいます。
私自身は、今までに大きな災害に直面したことがありません。
それは私の運がいいからではなく、
いくつもの災害を乗り越えてきたこの街に住むからだと感じました。
次の災害に備えた準備が休むことなく行われていることに気づいたと同時に
感謝の気持ちと、どうにかこの取り組みを沢山の人に知ってもらいたい、
防災をもっと身近に感じて欲しいという気持ちでこの記事を書いています。
私たちの住む街は、いつも私たちに寄り添ってくれる。
私たちが寄り添うようになれば、災害に強い街は実現できる。
ハザードマップに目を通しておく、
地域の避難訓練に積極的に参加する、
大切なひとと連絡を取り合う、できることからやってみればいい。
「防災」は人と人とが繋がることから始まる。
今日学んだことをこうして誰かに繋げることができて嬉しく思います。
次はあなたの番です。
Writer:キムラミコ/Osaka(https://instagram.com/mico_35_?utm_medium=copy_link )