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『知っている人がいる。忘れていない人がいる』ことが、次の地震の対策に繋がっていく。

今回は中部ライフガード 防災・減災・危機管理展に出展された
『一般社団法人 明日への架け橋』(https://asuenokakehashi.com )へ取材に伺いました。

明日への架け橋の主な活動は
防災意識の呼びかけ、ボランティア支援、学校や学生への防災学習授業及び企業研修のプログラムなどを行っています。

展示会場にお伺いしてすぐ目に付いたのは、モニターから流れるアニメーション。
浪江まち物語つたえ隊様よりお借りしたもので、
東日本大震災により被害を受けた福島県の当時の現状を紹介したものでした。

明日への架け橋の活動について教えてくださった渡邊さんは、
2014年から宮城・福島の両県で10年間に渡り復興支援や防災の啓発を行っていく過程で、実際に福島県や宮城県で起きた課題から学んだことを伝えていくべきだと強く感じられたそうです。

東日本大震災では、地震が起きた40~50分後に家や車、大きな船まで流してしまう津波が襲来しました。
私も地震が起きると津波が来る可能性があることは知っていましたが、
まさかあれ程の大きな津波が来るとは思わず、
東日本大震災で見たからこそ【地震の後は津波が来る可能性に備える】というイメージがついたように思います。
このように実際に起きた地震から学び活かされたこと、まだ課題として残っているものがたくさんあります。

リアルタイムで地震を知っている人が減ってきている。
起きないことが勿論番ですが、
どれだけ多くの方々が亡くなり、多くの被害があったことか…。

ニュースでいち早く報道してくれますが、やはり被害が大きいところを取り上げることが多く、隅々まで情報が伝えられることが少ないと言えます。
また最初の半年くらいは、特に集中して多くのニュースでも取り上げられますが、
マスコミは日々最新のニュースを追いかけるために、過去の災害の現状を伝える報道は少しずつ紹介が減っていってしまい、世間に忘れ去られてしまうのが現状です。

『知っている人がいる。忘れていない人がいる』ことが、次の地震の対策に繋がっていくのです。

Writer:ナカイフウカ(Tokyo/ https://www.instagram.com/f0u0ka_n/)

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