前回は管理栄養士さんに様々な観点からアドバイスを頂き、あくまでも基本である
『エネルギーとなる主食のほか、体をつくるたんぱく質を含む主菜、体の調子を整えるビタミン・ミネラル・食物繊維を含む副菜・果物類を揃えることで、栄養バランスはより良くなることから、非常食においても、これらを意識して備えておこう 』
というアドバイスを頂きましたが
続いてはまなみちゃんの場合を紹介していきたいと思います！
まなみちゃんが選んだ非常食はこちら！！
水は“ ６ℓ ”だと想定して、、、
食材は
・おかゆ（白がゆ/梅がゆ） ２袋
・玉子とさけ雑炊 １袋
・カロリーメイト（チョコ） １箱
・カップヌードル １箱
・サバ缶 １缶
・やきとり（たれ） 1缶
・いか味付 １缶
・MIXナッツ 約７００g
・ポカリスエットパウダータイプ１０ℓ １個
まなみちゃんの選んだ食材のポイントは“MIXナッツ”
「栄養素がたくさん入っているイメージだからいいのでは、、、」と。
ただそれと同時にこんなに重たいナッツもって逃げれるの？ってツッコミました。笑
まなみちゃんの選んだ非常食はどうなのか、、、
今回も管理栄養士やフードスペシャリスト、スポーツフードアドバイザーの資格をお持ちで
株式会社kokoniaru様（https://kokoniaru.design）の広報担当である宮越 絢子さんに
栄養学の観点や非常時に必要な栄養素などを考慮したアドバイスを頂きました！
《管理栄養士さんからのアドバイス》
＊水(6l)について
＊１ 日に １ 人あたり飲料水として最低限必要な量は、１ℓです。
災害発生時にはライフラインが停止する場合も考えると、１人１日 ３ℓあれば安心です。
そのため、水は9l程度備えておきましょう。
※湯せん、米や野菜、食器を洗ったりする水は、別途必要です。
＊食材について
・おかゆ（白がゆ/梅がゆ） ２袋
・玉子とさけ雑炊 １袋
・カロリーメイト（チョコ） １箱
・カップヌードル １箱
・サバ缶 １缶
・やきとり（たれ） 1缶
・いか味付 １缶
・MIXナッツ 約７００g
・ポカリスエットパウダータイプ１０ℓ １個
＊ 前回、主食・主菜・副菜・果物類を揃えることで、栄養バランスが良くなることをご紹介しまし た。
今回も食材をグループ別に振り分け、それぞれの量をみてみましょう。
基本的な食事である1日3食の場合、3日間で9食分の食材が必要になります。 茶色で示している主食(炭水化物が多いもの)と、赤色で示している主菜(たんぱく質が多いも の)ともに、3日間の食事としては、もう少しあると安心ですね。 主菜である魚介類や肉類の缶詰は、1食あたり1/2缶とすると、3日間では4〜5缶程度は備え ておきましょう。 また、加熱調理ができない場合を考慮して、水で戻すことのできるアルファ化米(前回記事参照) や、水と熱源がなくても温かい料理が食べられるレトルト食品※を取り入れましょう。
（出典：ホリカフーズ株式会社 http://www.foricafoods.co.jp/rescue-list )
※ホリカフーズ株式会社のレスキューフーズ(上写真)は常温で 5 年 6 ヵ月保存可能で、火も水も使わずに、発熱剤により温か い状態で食べられます。ラインナップにあるカレーライスや牛丼、中華丼は、主食(炭水化物)と主菜(たんぱく質)を同時に 摂ることができ、栄養バランスも整いやすいです。
加えて、主食や主菜で不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維を摂ることにより栄養バランス が整います。今回、選ばれた食材の中で選ばれていた MIX ナッツは、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富であり、比較的、⻑期保存が可能であるため、非常食に適しています。 ドライフルーツや果物の缶詰のほか、⻑期保存でき、水分も補給できるビタミン豊富なゼリーもお すすめです。
（出典：ONETABLE https://www.onetable.jp/business/mamoru/ ）
↑ONETABLE の LIFE STOCK は、3.11の震災経験から生まれた、約5年半保存可能なビタミンゼリー飲料です。水が不足し ている際に適したゼリータイプであり、炭水化物中心に偏った避難所生活に手軽にビタミン補給ができます。
そのほか、ポカリスエットなどのスポーツドリンクは、発汗で失われたミネラルを補い、運動・作 業時のエネルギー補給にも大変重要です。水が不足する場合も考え、パウダータイプより、ドリンクタイプかゼリータイプの方がおすすめです。
ü＊災害時は通常時よりもストレスがかかってしまうことが考えられるので、基本となる、炭水化物や たんぱく質のほかにも、ビタミン類の補給を積極的に行いましょう。
