今回、東京ビックサイトにて行われたエコプロ2024 に出展された、
”一般社団法人 明日への架け橋” 様(https://asuenokakehashi.com )のブースに
取材をさせていただきました。
一般社団法人 明日への架け橋 様のブースでは、
東日本大震災を地元で体験した、ある消防団長さんのお話を
紙芝居風のパネル絵を通して拝見させていただきました。
震災後 何年経っても、助けられなかった命に
手を合わし続ける消防団長さんの描写から始まり、
震災真っ只中の緊迫感に溢れた場面も多数あるパネル絵で、見ていて何度も胸が痛みました。
一般社団法人 明日への架け橋 様は
「震災の教訓を後世へ繋げ、より多くの人へ防災について関心を持って欲しい。」
との思いで活動されています。
今回の取材を受けていく中で、
「もっと防災について知識をつけていくべきだ。」と何度も思わされました。
私自身、1年ほど前から上京し、一人暮らしをしています。
慣れない土地での慣れない一人暮らし。
地元と比べ、土地勘もままならない上に
身近に家族や仲の良い友達もほぼほぼ居ないのが現状です。
『この状況で災害が起こったら、、』と考えただけでも本当に恐ろしいです。
どこへ避難すればいいのか、何を持って行けばいいのか、まず初めに何をすればいいのか。
私同様、一人暮らしの方ですぐに答えられる方は少ないのではないかなと思います。
「災害はいつ起こるか分からない」
昔からよく耳にする言葉ではありますが
現実味が無く、浅く捉えてしまいがちだと思います。
しかし本当に災害がやって来た時、自分自身を守れるのは自分しかいません。
生きてゆくために、防災は必要不可欠な知識だと強く感じました。
そんな防災の大切さを教えていただく中、とても意外で新しい発見がありました。
それは【防災とSDGsとの関係性】。
一見、そこまで大きな関係は無い様に感じますが、
実際には様々な場面で、防災とSDGsには深い繋がりがあることを知ります。
取材を聞いている中で最も印象に残っている事例があります。
それは阪神・淡路大震災の時、
被害区域でありながら、幸いにも救助された被災者についての当時の救出状況についてです。
家が崩壊しながらも、救助された方々のうち、その4分の3以上で、ご近所の助け合いがあったそうです。
救出してくれたのは警察や消防、或いは自衛隊よりも、圧倒的に隣近所の人々が多かったという事実です。
これはSDGs目標17の「パートナーシップで目標を達成しよう」と関連があり、
災害時でこそ、近所の方や避難先の方々との「共助」が大切なのだなと思いました。
他にも、賞味期限が近くなった大量の非常食をただ無駄に廃棄するのではなく、例えば経済的に困窮されている母子家庭の方や、或いは子ども食堂、
さらには世界中で貧困に喘ぐ方々に配る活動も、
SDGs目標である「1貧困をなくそう」や「2飢餓をゼロに」に繋がっているといえます。
今回の”一般社団法人明日への架け橋”様の取材を通して
防災の重要さに改めて気付かされたのはもちろん、
防災においての色々な活動がSDGsにも良い影響を与えているのだということも知ることができました。
これからの将来のために、
そして日本全体、世界全体のために。
もっと防災について皆で関心を持ち、
よりよい未来を創りたいです。
Writer:フジシロコトヨ(Tokyo/ https://www.instagram.com/0ok_100/)