ビジョンバンをご存知でしょうか?
眼科医療支援車両と言い、眼科治療専門の診療車です。
なんと、日本に1台のみ! 普段は宮城にあるのだそう。
この車両1台で、眼科医療が出来るのです!
たとえば、災害が発生した時間が夜で寝ていたら。
たとえば、災害が発生した時にお風呂に入っていたら。
たとえば、災害が発生した時に偶然メガネを外していたら。
たとえば、災害が発生した時にコンタクトレンズが地面に落ちてしまっていたら。
たとえば、たとえば……。
災害発生した際にはっきり見えるものがないと、状況判断が遅れてしまいます。
地面が割れてしまっていたら気付けずに転けてしまい怪我をしてしまったり、夜だとさらに見えにくくなってしまうためなにかが落ちてきていたりしても気付けない可能性も。
私も視力が悪く、普段からメガネとコンタクトレンズを使用しています。
災害発生時、それらが手元になかった時、視界がはっきりしないというだけで怪我をしやすい状況や何かに巻き込まれてしまう状況になってしまうのだと気付きました。
視界がはっきりしない災害時、そんな時に助けてくれるのがビジョンバンです。
ビジョンバンの中は、眼科の診療器が詰まっています。
視力検査や眼圧検査なども出来ると!
メガネやコンタクトレンズがなくなってしまった場合や、乾燥や目の感染症になってしまった場合。
そんな時に治療をしてもらえる車両です。
災害時の受診の際、費用負担はありません。
必要な目薬やコンタクトレンズなど、関連団体から無償で提供されていて、数日分頂けるのだそうです。
眼科治療は専用の機器がないと治療できないこと、そうして視能訓練士でないと診察出来ないため、災害時に目の健康を守ってくれるこのビジョンバンはもっと多くの方に知ってほしいと思いました。