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大阪男女いきいき財団様が行う地域の女性防災の人材育成は女性だからこそできる支援を行います

今回大阪男女いきいき財団様を取材させて頂きました。
セミナーや地域のイベントを通して女性も男性も他の性別の方もイキイキした活動を目指し、
市民参加型での企画を行っているそうで、
その中で私が印象に残っていることは”地域防災女性ファシリテーターの育成”についてです。

女性も防災に携われる女性専門家の育成を行う理由は、
今や平常時は男女平等が進んでいるもののやはり災害時の女性や子供への配慮はまだまだ足りないのが実情。
そんな配慮が必要なところに行き届くようには、地域の活動から多様な視点が必要です。
カリキュラムは、受講者同士一人一人が繋がり面になるネットワーク化を目指すため、
長期的になっておりまた全国のネットワークを活かした取り組みになっているため
災害時にはさまざまな地域が連携し、互いに支え合う体制が整えられています。

どちらかというと私自身、
なんとなく防災、救助、避難先のイメージは勝手に男性が中心になって動いている印象を思い浮かべていました。
でも、実際には避難される先は男性だけじゃなくて女性もいて、
女性である私が何かと困ることが多いという状況があまり想像できていなかったので今回改めて気づけて良かったです。
また、自分自身受け身ではなく防災に携わる立場であることにも気付かされました。
被災地や避難先で誰かの指示をもらう、誰かがやってくれるっていう考えではなく、
自らどのように行動すべきかもっと考えていないと被災地、避難先で動けないし、やっていけないと思いました。

特に忘れてはいけないと思ったことは、心のケアが大切ということです。
支援と言うと物資のイメージがありますが、心のケアも含まれます。
力仕事はできなくても心に寄り添うことで分かち合える瞬間を提供することで心の平穏を保つことができます。
実際、2024年1月1日の能登半島地震の被災地に何度も出向いているそうで、
7月中旬にも大阪男女いきいき財団様を筆頭に地域防災女性ファシリテーターの方と支援に行ってきたそうです。

被災地は周りのみんなが被災した当事者だから、弱みを話しにくく出来ない話も…
だからこそ、ハンドマッサージやお灸をしながら話を聞いて心のケアを行っているそうです。
そして、物資の支援では女性の目線を活かして、
手鏡、尿漏れパットやリップクリーム、龍角散のタブレット、歯ブラシや液体歯磨き、
あったら嬉しいというものを考えて準備して実施。
自治体ができない視線を私たちができることを考えながら行っているそうです。

今回取材を通して、調べて出てくるものや避難セットを信じて用意するだけではなく、
私も当事者になった時を考えて準備しておくべきだということ、受け身ではなく実際に行動する立場であることを改めて学べました。

Writer:モリタリオ(Hyogo/ https://www.instagram.com/tario.169/?hl=ja

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