ぼうさいこくたい2023のブースの中には、
災害時、がれきのあるところでも搬送が可能になる
エアーストレッチャーラップ・ローバルが紹介されていました。
エアーストレッチャーラップ・ローバルとは、
災害時の傷病者を少ない人数で搬送できるものとなっています。
通常の担架と違う点は、
担架は二人で傷病者一人で運ぶものとなっていますが、
このエアーストレッチャーラップ・ローバルは持ちあげる必要がなく、
ソリのような作りになっているので、一人で搬送が可能になっている点です。
また、ソリの作りを活かして、階段でこぼこしたがれきの上でも、
引きずるだけなので搬送する側の体力をセーブできます。
今回、実際に搬送する側とされる側を経験させていただきました!
搬送する側に関しては、成人男性をモデルとした人形を搬送してみました。
人形の体重は60kgでしたが、持ち上げる必要がないので女性二人でも搬送することが出来ました。
搬送される側に関しては、
今回はアスファルトの上でしたが、
瓦礫がある凸凹なところでも搬送できるように底の部分は固い素材でできていたので安心して乗ることができました。
また、体は分厚いクッションで包まれ、
しっかりと固定される作りになっていたので、怪我をされた方でも安全に搬送できると感じました。
女性だけでも救助が可能になるので、
災害時に救助が必要な状況でも、
性別にかかわらず救助に向かうことができるこのエアーストレッチャーラップ・ローバルは画期的だなと思うと同時に
こういったものを自治体や学校など公共施設に備えておくことが
何かあった時の助けになるのではないかなと思いました。
災害時にもし道路が分断されてしまったらその時にいる人たちで
助け合わないといけない。
そう考えるとこういったものの普及がどんどん必要になるなと感じました。
writer:チョウナンユカ(Tokyo/https://www.instagram.com/_tie.12?hl=ja)