今回参加した「第44回九都県市合同 防災訓練」では、様々な会場に分けられ様々な訓練が行われていました。
今回の訓練は全て地震を想定したものとの事で、
私が実際に見学させていただいた訓練を紹介させていただきます。
今回の防災訓練のメイン会場である志木市役所では、
主に建物内に取り残された被災者の方の救助訓練が行われていました。
「斜めブリッジ救助訓練」では、
庁舎の屋上から地上へとロープを張り、
ベットを取り付けて斜めに滑らせることで救助する訓練でした。
訓練の様子を見学し、声を掛け合いながら、速さよりも確実に救助する大切さが伝わってきました。
また、「はしご車による救助訓練」というプログラムでも建物内に取り残された人を
はしご車で救助するという内容で、
当日使用されたはしご車は、高さ54mという最も高くまで上がることができ、
全国に6台しか存在しない貴重なはしご車を見ることが出来ました。
1人の救助者に対して、2人の隊員がはしご車で救助にあたり、
ここでも声掛けがたくさん行われている印象でした。
災害に直面し不安な気持ちで溢れる被災者に対し
「頑張りましょうね!」「今から助けますね!」と前向きな言葉をかけ、
少しでも安全に抜かりないサポートで救助を行う消防の方の安心感がとても伝わりました。
この会場では「救助犬による捜索訓練」も行われており、
警察と自衛隊、それぞれの救助犬が姿の見えない被災者の捜索を行っていました。
実際の災害現場でも、嗅覚の優れた犬の特性に助けられた命が沢山あることを考える機会となりました。
また最後には市役所の隣に流れる河川では消防団による放水訓練を見学させて頂きました。
消防団は消防署の方ではなく、地域の方々が消防や防災活動を行う団体です!
消防車から伸ばされたホースから大量の水が勢いよく吹き出される様子を近くで見ることでき、迫力に驚きました。
まだまだ他にも沢山の活動が行われていて、見どころたっぷりの防災訓練でした。
この訓練に参加する前と後とでは、確実に防災に対する意識が変わったことが感じられ、
とても貴重な経験になりました!
Writer:ナカジマナナ(Tokyo/https://instagram.com/cai2982?igshid=MmIzYWVlNDQ5Yg==)