『令和5年度横浜市総合防災訓練』にて、
蝶野さんによる心肺蘇生法の普及啓発トークショーが催されました。
蝶野さんは、現役プロレスラー時代の経験を活かし、
2010年に東京消防庁「救急救命普通講習」受講をきっかけとして、社会貢献活動に取組み始めました。
その後、2011年の東日本大震災後では積極的に復興支援イベントにも参加されていました。
そして今回のトークショーでは心肺蘇生法について熱く説明して下さりました。
蝶野さんが救急救命に関心を抱いたのは2009年6月。
親交のあったプロレスラーの三沢光晴さんが『試合中の事故で亡くなった』のがきっかけでした。
「プロレスの世界は大怪我が多く、
いざと言う時に動けないと意味が無い」と仰ったのがすごく心に刺さっています。
その言葉の通り、
蝶野さんは私達に「いざという時に勇気を持ってAEDを使えるかどうかで、命を救えるかどうか決まる」と
心肺蘇生法の必要性を改めて教えてくださりました。
世の中には『AEDの操作なんて順番に従うだけで、誰でも出来るでしょ』と思う人がもしかしたら、いるかもしれません。
ですが私自身中学時代「レスキュー部」という部活に所属しており、
月に2回ほどAEDの操作方法等について学んでいましたが、実際人が倒れているのを目の前にした時、
直ぐに行動は出来たものの、スムーズな対応するのは難しいなと感じました。
事前に学んでいたからこそ行動は出来ましたが、
学んでいなかった場合、何も行動することが出来ていなかったと思います。
また、蝶野さんが言う通り「知っている」か「知らない」か、
行動「する」か「しない」かでその後の結果が大きく変わるというお話が共感出来た部分が多かった為、すごく印象的でした。
そして「一人でも多くの人にAEDの正しい操作方法を身に付けてもらうため、一緒に発信してほしい」と
私達に話している蝶野さんの姿を見て、
私も同世代の子達に「少しでも対応できるようになってほしい」という気持ちを込めて発信していこうと思いました。