私たちが、小学生の時に経験した東日本大震災では、
多くの方が犠牲となり幼かった私の記憶にも強く残る体験でした。
その中でも特に津波の印象が強く、地震だけでは終わらない二次災害の恐怖を感じました。
「埼玉県防災学習センター そなーえ」では、そんな津波や水害についての体験ができる展示があり、
内陸に住む私たちでも分かりやすく学ぶことができる環境でした!
水害は、津波だけでなく大雨からの洪水など様々ありますが、
洪水の際に逃れることが出来ない、脚が浸かるほどの水の中を歩く疑似体験ができる装置が設置されていました。
水の深さを選び脚に機械を装着すると、水の抵抗を受けながら歩くことが出来るものでしたが、
その水の抵抗は深くなるほど想像以上に大きくなり、
流れがあれば前に進むどころか、簡単に押し流されてしまいとても危険であることが体験から感じられました。
実際の洪水では、お年寄りが重い荷物を背負って水の中を進んだことで流されずに助かったという事例を教えて頂き、
少しの工夫で命を守ることが出来ることを実感しました。
施設には、東日本大震災で津波に流された机や椅子の展示がありました。
見学に来る小学生が、より身近に感じられる学校の机や椅子が、
津波によって大きく変形した姿で残っていることで、彼らにも津波の破壊力や、
その恐怖が伝わりやすいように工夫されていました。
そこで伺ったお話では、心配性なくらいが丁度いい!ということ、
少し危険を感じたなら、すぐに避難することの大切さを教えて頂きました。
また、最近導入されたという、「水害」をとても分かりやすく表現した模型を見せて頂きました!
雨で街が浸水していく様子や、河川が氾濫していく様子、それを防ぐための「地下貯留トンネル」の仕組み、
そして、豪雨の影響でマンホールが飛ぶ様子まで再現されていました!
津波に関しては、防波堤や防潮堤の大切さや、役割がとても分かりやすく再現されていました。
あくまで防波堤や防潮堤は、避難するまでの時間稼ぎになるためのものです!
防波堤があるから大丈夫!ではなく、まずは高台に避難することが大切です!
埼玉県防災学習センター そなーえのHPはこちら↓
https://saitamabousai.jp
Writer:ナカジマ ナナ/Chiba(https://www.instagram.com/cai2982?hl=ja )