「ぼうさいこくたい2022」に参加した際に埼玉県の防災担当の職員の方が我々のブースに足を運んでくださり、
今回の取材が実現し、「埼玉県防災学習センター そなーえ」を取材させていただきました!
この施設は、様々な災害を実際に体験できる展示がとても充実していました。
私たちが今回実際に体験させていただいた、
「地震体験」「煙・消火体験」「暴風体験」について紹介します↓
■地震体験
震度7の揺れを約40秒間、地震が起きた時の実際の部屋の様子を表現した映像と共に体験することができます。
ここで体験した40秒間はとても長く感じ、
何かに掴まっていないと真っ直ぐ立っていることも難しいほど大きな揺れでした。
東日本大震災で実際に揺れを観測した時間は40秒より遥かに長く、
当時の緊迫した雰囲気や、人々の恐怖心がとても感じられました。
■煙体験
煙の体験では、人体に害のない安全な煙が充満している部屋で出口を目指し、進んでいく体験ですが、
部屋の薄暗さと、煙による視界の悪さから恐怖心が増していく感覚がはっきりと感じられました。
「埼玉県防災学習センター そなーえ」 では他の施設よりも広い空間で煙体験ができることが特徴で、
間にはいくつかの扉が存在し、行き止まりもあるため、とてもリアルな体験が出来る空間になっていました。
■消火訓練
また、消火の体験もさせていただき、
こちらの施設では、見学に来る小学生も一人ずつ実際に消火器に触れてみる体験を行っているそうです。
私自身消火器に触れたことがなく、今回初めての経験でしたが、
「1.ピン 2.ホース 3.レバー」の掛け声で簡単に扱うことが出来ました!
火災の現場ではまず、周囲に火事を知らせることが大切です!!
■暴風体験
強烈な風と言われる「最大風速30m/s」の体験をさせていただきました。
なかなか強風を体験する機会というのは今までもなく、実際部屋に入ると体を支えるバーがあったので
どれぐらい体に風を感じるのかという思いでいっぱいでしたが、
だんだん風速が上がっていき、最大になると真っ直ぐ立つことも、目を開けていることもできず、
呼吸も苦しいほど強い風でした。目には見えない恐怖を感じました。
大きな災害に直面することはそう頻繁に起こることではありませんし、
私たちは特に経験が無いからこそ軽く考えてしまいがちな様々な「災害」は、いつ起きてもおかしくありません。
この施設で実際に体験してみると、想像だけでは分からなかった本当の怖さや、実際にどのように対応するべきなのかを考えてみるきっかけにもなり、とても貴重な経験になりました!
埼玉県防災学習センター そなーえのHPはこちら↓
https://saitamabousai.jp
Writer:ナカジマ ナナ/Chiba(https://www.instagram.com/cai2982?hl=ja )