今回私達はご縁があり、兵庫県三木全県広域防災拠点へ取材にお伺いしました。
こちらの施設は、平成7年7月に阪神・淡路大震災復興計画の象徴的プロジェクトとして、
防災拠点の整備が位置付けられたことから始まり、
大きくわけて学習・訓練ゾーンと防災公園ゾーンの2つで構成されているとのこと。
更に平常時には防災人材の育成拠点及びスポーツ・レクリエーションの拠点として機能し、
災害時には県全体の広域防災拠点としての役割を担っているようです。
私自身、こちらの施設に高校の部活の活動で一度訪れている経験がありましたが、
その時はこちらの施設の一部分である陸上競技場にのみお邪魔していたので、
ここが防災拠点だとは知りませんでした。
久しぶりに別の角度からこちらの施設にお邪魔してみると、
まず消防職員・消防団員の育成が行われる消防学校が併設されていた事にびっくりしました。
訓練されている所を少し見させて頂きましたが、
実際に阪急電車を使用して車と接触した際に救出する方法の訓練や、
建物を船として見立てて人を救助する訓練、そして実際に火がある中に入っていく訓練など
本当に実際の緊急時の助ける対応を訓練で行われているのを見て、消防士さんは凄いなと思いました。
それと同時に沢山の方が一生懸命、消防訓練を受けられており、
こうやって頑張ってくれている人が私たちを支えてくれているのだなと凄く感謝の気持ちを感じました。
もう1つ驚いたのが、私が高校時代に利用した陸上競技場のスタンドの下が
救援物資・救助資機材の備蓄倉庫として使われていたことです。
なんとこの備蓄倉庫、5000平方メートルもの大きさがあり、
食料や毛布、仮説テントなどの救援物資、そして人命救助システムや発電機などの
救助資機材など沢山のものが綺麗に保管されており、感動しました。
更に去年、2022年8月にこちらの施設に研修宿泊施設がオープンしました。
すごく綺麗な施設に私達も足を運ばせて頂いたのですが、
とても清潔感があり個室だけでなく、コミュニティルームであったりランドリールームなどもありました。
利用対象者としては広域防災センターで防災研修・防災学習を受講する方、
消防学校・訓練施設を利用する方とされています。
宿泊費も比較的にお安い費用で宿泊できるので、
是非皆さんもこの際に防災を学びにこちらを利用してみてはいかがでしょうか?
兵庫県広域防災センター・兵庫県消防学校公式HP:https://www.fire-ac-hyogo.jp
Writer:チジイワルナ(Hyogo/ https://www.instagram.com/chi.runa___/ )