11/18(木)に帰宅困難者図上訓練に参加してきました。
帰宅困難者とは,勤務先や外出時に地震等自然災害に遭遇し自宅への帰宅が困難になってしまった人のことです。
帰宅困難者が徒歩などで一斉に帰宅しようとした際に群衆雪崩などといった二次災害が発生する可能性があります。
そのような被害を防ぐために帰宅困難者は「一時滞在施設」での待機が必要になります。その一時滞在施設の多くが民間事業施設や区市町村の協力により提供されています。
今回の訓練では「情報共有システム」が使われました。
この情報共有システムを使用して,各公共交通機関の運転状況であったり,一時滞在施設の状況を共有することが出来ます。
訓練の全体像としては,鉄道の運行が取りやめられ帰宅困難者が発生してしまったことを想定しています。
帰宅困難者が発生した際は,その場にとどまらせるのではなく,一旦集合場所を決めて、そこに自力で滞在先を見つけられない等、支援が必要な帰宅困難者を集めます。今回の集合場所は「みなとのもり公園」でした。集合場所に集まった帰宅困難者は高齢者や小さな子供連れなどの属性に応じた一時滞在施設に振り分けられます。今回私は一次避難施設の利用者として訓練に参加させて頂きました。
一時避難施設への移動の際は係の方からアナウンスがあるのでその指示に従います。そこで一時滞在施設案内表が配布されます。私の滞在施設は「スペースアルファ三宮」という場所でした。
滞在施設に到着した後,「一時滞在施設利用名簿兼利用同意書」に必要事項を記入します。
ここまでで一時滞在施設への移動の処理は完了します。
そして鉄道の運行が再開し帰宅できる状態になれば一時滞在施設を出て帰宅することが出来ます。
以上が今回の訓練で実施された内容です。
私自身「帰宅困難者」という言葉も知りませんでしたが,確かに外出先で自然災害に遭ってしまうことも十分にあるため,今後の自分にとってとても役に立つ訓練になりました。また自分自身でなくても身近な人が帰宅困難者になってしまった場合,手順などを教えることも出来,自分以外の人も助けることが出来ると感じました。
このような防災訓練に参加して思うことは,何も起こっていない今から準備をしておくことでみなさん自身の「防災」につながるのではないかと考えさせられるとても良い機会になります。
今回も参加させていただきありがとうございました。
Writer:シオノミサキ/Osaka(https://instagram.com/salt____4_0?utm_medium=copy_link )