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内閣府の瀧澤様にお話しを伺いました!!Part.2

今回は内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(事業継続担当)付の
瀧澤 太郎様に令和2年7月豪雨の際に現地に入られたとのことでお話しを伺いました!!

7月4日(土)に大きな被害があり、2日後の月曜日に現地に1週間入られて
物資情報の共有やニーズの聞き取り、県庁や市役所との調整をしていたということで
今回現場に入ったからこそ感じたことなどをお聞きしました!

~〜目次〜

・新型コロナウイルス禍の中の避難所の現状とは、、、

・実際に現場に入ったからこそ分かる避難する際に必要なもの

・プッシュ型支援とは?

・現地での声ってどんなものが多いの?

・実際災害が起きた時って政府としてどう動くの?

インフルエンサーが内閣府に防災について取材

 

新型コロナウイルス渦の中の避難所の現状とは、、、

ニーズとして必ず目にする問題といえば、
情報社会が進む今、携帯の充電器がなくなるという問題。。。
そこでぶっちゃけどうなのかお聞きするとなんと意外な答えが!!
月曜日に被災地に入られて避難所には携帯大手3社から充電器の配布があったそう!
また、避難所では新型コロナウイルスの対策ということで入り口では
体温の測定やアルコール消毒が行われていたそうです。
現場に入らないとわからない話にインフルエンサーのメモは止まりません。

内閣府の防災や災害時の仕事について聞いてみた

 

実際に現場に入ったからこそ分かる避難する際に必要なもの

現地に入って必要なものがありましたか?とインフルエンサーからの問いかけには
日常生活で使うものが必要だと感じたとのお言葉が、、、
1DAYコンタクトや薬、充電器は発災後すぐに揃うものではないからこそ
非常用の持ち出し袋に入れておくなど日頃からの対策が必要だとおっしゃっていました!
私が少し前から疑問を感じていたことも質問させていただきました。
というのも、避難所を選ぶ際に大きい学校と小さい公民館では
支援物資など支援を受ける時間のタイムラグがあるのかということ。
皆さんの中にも心配だった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その答えは基本的には差がないので、「難を避ける」ために最善の行動を!とのこと。

内閣府 政策統括官(防災担当)付 参事官(事業継続担当)付の 瀧澤 太郎様に防災対策や災害対策についてインフルエンサーが取材インタビュー

 

プッシュ型支援とは?

政府からは災害が起きた際には“プッシュ型支援”をおこなうという内容を
ニュースや新聞で目にしますがどういう取り組みかあまり理解していなかったので
この機会に質問してみました!!

その答えは大災害が起きてすぐは正確な現場の情報や
大災害が起きた地域の民間の供給が低下することなど様々な問題を考慮し、
日常生活においていると考えられているものは先に見越して送っておくという取り組み。
さらに、送られる標準品目というものが決まっているそう!!
また、この物資を調達する時には避難所のニーズを聞いてから動くときには
なんと各担当省庁に役割があるということが分かりました!
・国交省→物資の輸送を担当している
・経産省→クーラーとか冷蔵庫を手配する
・農水省→食料品などを手配する         など
きちんと分担しているとのこと。

今回お話しを伺った内閣府ではこれらの全体の調整をすることを担当しているとのこと!
市の方とのやりとりで現場のニーズのヒアリングを行い、
内閣府の方が各省庁に働きかけ、
各省庁から足りないものを民間の団体に依頼して集めて
被災地に向けて輸送するというような流れがあると知りました。
いかに普段から連携を取れているかが重要であるかを初めて知ったような気がしました。

 

現地での声ってどんなものが多いの?

災害現場に入って実際にどんなお声があったのかを伺いました!
すると、「ありがとうございます」という言葉が多いとのこと。
どんな時も助け合いの心。そして、感謝の気持ちを忘れないこと。
それを改めてひしひしと感じました、、、
また、自衛隊の方がお風呂を避難所に作ってくださった時には被災者の皆さんから
本当に感謝されていたというようなお話しまでお聞きすることができました。

内閣府の防災携帯もインフルエンサーが取材

 

実際災害が起きた時って政府としてどう動くの?

実際に災害が起きた時に一番早い情報をどうやって手に入れているのかお伺いすると
気象庁の地震速報がやはり1番早いとのお話しが、、、
また、防災携帯とよばれるものが防災担当の皆様には1台あり、
基本マナーモードにせず、災害が起きた際には連絡がくるようになっているそうです。
災害が起きた時にいかに早く動けるかが重要な時に
こうして多くのところが一斉に動いてくれているということを今回肌で感じました。

最後に皆さんにメッセージをお願いしました!!
「やはり常に“自分だったら”と考えること。
自分だったらどうしたのかということを常に想定しておくことが大事。
日頃からの防災意識が大切だ。」とおっしゃっていました。

30年以内に来ると言われている南海トラフ地震。
現状では32万人の死亡想定人数。これをいかに減らせるかが重要です。
それには今回お話しを伺った瀧澤様のようにいかに“自分だったら”と考えて
日頃から行動できているかが自分や大切な家族、周りの方を守る一歩に繋がると思います。

その防災ということを意識できるきっかけ作りをする情報発信コンテンツとして
『防災THE PRESS』が一助になれるよう今後も情報発信を行なっていきます。

今回瀧澤様に貴重なお話しを伺えたこと、本当に感謝しております。
ありがとうございました。

Writer:村上聖奈/Hyogo( https://www.instagram.com/seina_chaaan/ )

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