(出典:兵庫県豊岡市ホームページ ・https://www.city.toyooka.lg.jp/bosai/bosai/kakosaigai/1000640/1000649/1000654.html)
《2004年台風23号の被害状況》
旧豊岡市は市街地の大部分が河川堤防より低く、洪水時には本流から支流へ逆流しやすい構造である。これを避けるために洪水時には水門を閉め、内水をポンプで強制的に本流へ排出することで浸水被害を防いできた。
しかし、台風23号ではポンプの排水能力を上回る量の雨に襲われた。大量の雨で本流の水位は異常なスピードで上昇を続け、円山川の堤防が危険な状態に近づいたため、本流の水位上昇を加速させる内水の排出を停止した。これにより支流の内水は行き場を失い市全域で浸水被害が拡がった。さらに、本流の水位上昇はそれでも止まらず、堤防は本流からの越水で弱体化され、ついに右岸が決壊したため甚大な被害となった。
旧豊岡市における人的被害は死者1人、負傷者46人、被災者は約1万8千人で、市民の約4割に上った。また、住家被害は全壊231棟、大規模半壊849棟、半壊2,081棟、一部損壊200棟、床上浸水278棟、床下浸水2,208棟に上った。またその他、田畑、道路、公共施設など甚大な被害に見舞われた。
詳しい被害状況は以下のサイトから↓
https://www.city.toyooka.lg.jp/bosai/bosai/kakosaigai/1000640/1000649/1000654.html
そこで今回は2004年(平成16年)に台風23号の被害に遭われた
兵庫県豊岡市にある1921年(大正10年)から続く老舗かばん会社、
株式会社ウノフクの卯野隆也代表取締役社長にお話しを伺いました。
(出典:兵庫県豊岡市ホームページ・
https://www.city.toyooka.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/000/654/toyooka.pdf )
今回取材させて頂いた株式会社ウノフク様も災害現場に
巻き込まれている様子がこの写真からわかります。
2004年10月20日お昼から大雨が降り、
会社からほど近い円山川が23時ごろに破堤し、大きな被害にあわれたとのこと。
その距離、破堤した場所から約100 m。
当時、感じたことや学んだこと、それを踏まえての対策などをお聞きしました!
実際、夜遅くに川の破堤が起きたため会社にはもちろん1人。
会社の1階部分にまでほんの30分という時間で浸水してきたそう、、、
これだけの落差があるのに水が来たというのは自然の恐ろしさを感じます。
今回参加したインフルエンサーは今まで大きな災害に
出会したことがないからこそたくさん質問してお話しを伺いました!
今回は災害が起きた当時のことを取り上げていきます!
そんな状況下で1番始めに思ったことは何ですか?
その答えにはやはり会社のことが1番だった。
・事務所には1階にコンピューターがあるから移動させないとデータが…。
・今後のかばんの出荷予定の納期物をどうするのか?
・当時1,000万円ほどのラインプリンターを2階へあげないと、、、
など。
そして、何の情報は1番早かったのはなんでしたか?
それは町にある大きなスピーカーでの市長の呼びかけの声。現在、テレビやラジオ、スマートフォンなど
情報にあり触れているからこそ
何が1番正確に早く情報が回ってくるのか、どれが正しい情報なのか気になるところ。
今後ここについては調査していきたいなと感じました!!
そして、実際に国からの助けってどれくらいあったのか?
保険会社から保険はおりたものの2,000万円分の商品が売れない状況に、、、
自動車も使えなくなったため、合計半分ぐらいの支援はあったとのこと。
当時は本当にそれで助かった!!と思ったそう。
そこで強くおっしゃっていたのは、
いかに会社側の立場に立って考えてくれる会社でいかに出してくれるか
確認しておいたほうが良いということ…。
災害が起きてからの準備では間に合わないことも、、、
いかに事前の対策をしておくかが重要になると感じました!!
Part.2の災害を受けて活かした対策のお話しは下のリンクの記事から↓
https://www.disaster-prevention.jp/2020/07/21/台風被害株式会社ウノフク2/